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【旭川で雪!】地面の下の秘密「凍結深度」のお話

今井 尋斗
建築デザイナー 今井 尋斗

今日、旭川でもついに雪が降りましたね!
窓の外が白く染まり、いよいよ本格的な冬の始まりを感じます。


ところで、この厳しい寒さのなか、「冬の地面の下で何が起きているか」を想像したことはあるでしょうか?
実は、マイナスの気温が続く旭川では、水たまりだけでなく「地面の土」も深くまでカチコチに凍りつきます。

この土が凍る深さを専門用語で「凍結深度(とうけつしんど)」と呼びます。
地域によって全く異なり、札幌近郊で約50〜60cm、そして内陸で冷え込みが厳しい旭川では、なんと地下80cm(大人の腰の高さ近く)まで凍ります!

「土が凍るくらい、家には関係ないのでは?」と思うかもしれません。
ですが、本当に恐ろしいのは「凍上(とうじょう)」という現象です。

土の中の水分が凍ると、周囲から水をどんどん吸い寄せて地中で大きな「氷の塊」へと成長します。そしてこの氷が、ものすごい力で地面をググッと上に押し上げてしまうのです。

もし家の土台(基礎)を浅い場所に作ってしまうと……

冬の間、氷の力で家が持ち上げられて傾く

春に氷が溶けると、土が沈んで基礎にひびが入る・ドアが開かなくなる

といった深刻なトラブルにつながります。お庭に立てたフェンスや物置が「春になったらなぜか傾いていた…」というのも、実はこの土の仕業です。

だからこそ、私たち旭川の住宅建築では、「絶対に凍らない深さ(凍結深度)」よりもさらに深く地面を掘って頑丈な基礎を作ります。水道管も同じ深さに埋めているため、マイナス20度の日でも凍らずに水が流れるのです。

普段は見えない地面の下ですが、厳しい旭川の冬から家族の暮らしを守る大切な工夫が詰まっています。

街中で深く掘られた工事現場を見かけたら、ぜひ「冬の地面と戦っているんだな」と思い出してみてくださいね。
これからさらに冷え込みますので、皆さま暖かくしてお過ごしください!