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人それぞれ「フルオーダー住宅の強み」

上野 啓太郎
デザインプランナー 上野 啓太郎

こんにちは、設計担当の上野です。

プラン提案の打ち合わせをしていると、必ずと言っていいほど最初のほうでいただく質問があります。

「靴、これ全部下駄箱に入りますか?」という質問です。

靴って本当に人それぞれですよね。季節、仕事、趣味、家族構成、…暮らしがそのまま足元に出る。だからこそ、住宅の中でも“靴収納”はかなり個性が出るポイントだと思っています。

ここで、私の話をひとつ。
私は普段履きの靴が15足(写真)。冬用のブーツが2足。革靴が4足。合計21足あります。こうして数字にすると、、、まあ多い。
最近は妻から「ねえ、足、何本あるの?」と、軽く皮肉めいた問いかけが届くようになりました。確かに、21足というと人より多いのかもしれません。



しかし!

実は我が家には、当時の自分が設計した“秘密兵器”があります。
写真のシューズクロークは、およそ90足収納できる仕様になっているんです。家族5人でほぼ満杯ですが、それでも「やっててよかった!」と心から思える、自分への称賛ポイントです。というのも、正直に言うと私はまた次に欲しい靴を見つけてしまいまして…。この状況でお迎えしてしまっていいのか、自問自答しつつも前向きに検討中です。(妻にはまだ言っていません。)



こうした経験を通して強く思うのは、フルオーダー住宅は“暮らしの欲”を遠慮なく盛り込んでいいんだということ。靴が多くてもいい。コートが多くてもいい。キャンプ道具でいっぱいでもいい。お客様ご自身の「こうしたい」を前提に考えていくのが、私たち設計の仕事です。

ですから、打ち合わせではいつもこうお伝えしています。
どんどん趣味嗜好をお聞かせください。全部収納しちゃいましょう。
フルオーダーだからこそ“あなたの生活リズム”を基準に設計できます。

最後にひとつ、私の実感を。
収納は…あってもあっても埋まります。笑
でも、それは“好きなものと暮らしている証拠”。
その暮らしの器をつくるのが私たち設計の仕事です。


次回もまた、設計という現場から感じたことをお届けしますね。